住之江区では、地域の方々が主体となり、区社協、区役所と協働しながら14の地域で見守り活動に関する「あったかネットサポーター養成講座」を開催しています。
今回は2月6日(木)に新北島地域で実施した「あったかネットサポーター養成講座」の様子をお伝えします。
本講座は「見守り声かけ訓練」を通じて、「地域の中で認知症の方が、どのような場面で困られているのか・そんな時はどうしたら良いのか」を地域住民や事業所、企業等といった関係者がシミュレーション形式で考えながら、お互いに顔の見える関係性をつくっていくことを目的として実施されました。
はじめに、認知症初期集中支援チーム(オレンジチーム)の方から、「認知症」にはさまざまな症状があることや認知症であるご本人は、どんな気持ちで日々、過ごされているのかを分かりやすく教えていただきました。
前段でのお話を受けて実施された「見守り声かけ訓練」では、店舗の方、警察の方、支援機関の方々、地域の皆さんがそれぞれの役を演じながら実践形式で、「高齢者の方がどのように声かけをすれば安心されるのか」、「誰に連絡を取れば無事に帰宅できるのか」等を一緒に考えていきました。
参加された方からは、「普段、認知症の方の不安なお気持ちについて、考えることがなかったので「そうなんだ」と思うことが沢山あった」「専門機関の対応がよくわかった」といった声が聞こえました。
今回の訓練を経て、お困りの方へのお声がけや支援の輪が、地域の中で今後さらに広がっていくことができればと思います。
ご参加いただいた地域住民の皆様、各種団体・企業の皆様、ありがとうございました。
(松尾)